ビジネス

老舗かばん商社がホテル事業に参入 浅草橋にミニマルホテル「OUR OUR」をオープン

 老舗かばん専門商社の林五はホテル・飲食事業に参入し、6月21日にミニマルホテル「カフェアンドミニマルホテル アゥア(CAFE / MINIMAL HOTEL OUR OUR)」を東京・浅草橋にオープンする。宿泊料は1人4000円〜。仮眠用のプラン(2時間1000円〜)やランナー向けのプラン(1000円、タオル付き)も用意する。

 担当者は「当社はこれまでかばんという“モノ”を通して旅行業界に携わってきたが、“モノ”を売るのではなく“サービス(=コト)”を売る時代へと変わっていく流れのなか、来年の創業130年という節目に向けてホテル事業に参入し、“コト”の提案として新たな旅のプラットフォームを構築することを目指す」とコメントしている。またロケーションに浅草橋を選んだ理由として、江戸時代からかばん問屋が多く軒を連ねる縁の深い場所であることや、江戸の情緒が残る浅草とデジタルシティーである秋葉原の中間地点であることなどを挙げた。

 ホテルの宿泊スペースは、上下2段のボックス型ベッドからなるパーソナルルーム(4000円)、2~4人向けのグループルーム(1万6000円)、ゆったりとしたベッドを配置したプライベートルーム(1万2000円)の3種類で、全て朝食付き。

 1階には朝食からランチ、ディナー、バーまで楽しめるカフェバーや、スタイリストの二村毅によるオリジナルアパレルやセレクトグッズを並べるスーベニアショップを併設。5階にはランニングステーションとしても利用可能なシャワールームと檜風呂を設けた。それぞれのフロアは吹き抜けでつながっており、閉塞感のない心地よさを提供する。

 同ホテルのコンセプトは“アンビバレント(AMBIVARENT)”で、さまざまな価値観を持つ人たちが共存する場所や時間であってほしいという思いを“OUR=私たちの”という名前に込めた。

■CAFE / MINIMAL HOTEL OUR OUR
オープン日:6月21日
住所:東京都台東区柳橋2-20-13
宿泊料:パーソナルルーム 4000円、グループルーム(2〜4人) 1万6000円、プライベートルーム(1〜2人) 1万2000円 ※全て朝食付き、仮眠(2時間)1000円〜、ランニングステーション1000円 ※タオル付き

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。