パルコは、現在建て替え中の新生・渋谷パルコの概要を発表した。「WWDジャパン」が4月15日付で報じている通り、「グッチ(GUCCI)」「ロエベ(LOEWE)」のラグジュアリーブランドに加え、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の新業態、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「ケンゾー(KENZO)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」など国内外のデザイナーズブランド、マッシュスタイルラボ傘下の巴里屋が仕掛ける新業態「ウェイヴ(WAVE)」、ネット通販と連動したオムニコマース売り場「キューブ(CUBE)」、ミシュランを獲得した名店の新業態から新宿二丁目のゲイバーまで多彩な飲食店がミックスした“カオスキッチン”など、新たな仕掛けや新業態がてんこ盛りの“次世代ファッションビル”の商業施設になる。牧山浩三社長は「ファッションや食、カルチャーの発信地であり、グーグルなど多数のIT企業が集積する“ビットバレー”でもある渋谷は、世界を代表するエンターテインメントシティだ。新生・渋谷パルコは、素敵なカップルが語り合いながら、歩いていると自然とその終着地になるような渋谷の“ヘソ”になりたい」と意気込む。
営業面積4万2000平方メートルに約180店舗が出店する。開業日は11月下旬、年間売上高は200億円を見込む。ノンエージ・ジェンダーレス・コスモポリタンの3つを掲げ、従来型の年齢層や性別で区切ったターゲット設定を使わず、“感性で消費する”新しいカテゴリーを採用。地下1階に多彩な食と物販を集積した“カオスキッチン”、1階にラグジュアリーとコスメ、2階・3階にモードブランドやデザイナーズブランド、4階に「パルコミュージアム」やリアルクローズ系のブランドを集積、5階はオムニコマース売り場「キューブ」を核にテクノロジーとファッションを組み合わせ、6階には「ニンテンドートウキョウ」や「ポケモンセンター」などのゲームやアニメ、7階は飲食フロア、7〜9階をパルコ劇場が出店する。10階はルーフトップパークとし、420坪の屋上広場を設置する。