ビューティ

欧州で人気のスキンケア「センサイ」が日本逆輸入 9月に百貨店で展開

 カネボウ化粧品は、日本を含めたアジア以外の欧州を中心とした40カ国以上で展開するプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」(全75品種、3000~7万1500円)を日本に導入する。百貨店を主力販路とし、9月に伊勢丹新宿本店、10月に阪急うめだ本店に出店。20年には中国での展開も予定しており、それに先駆けて越境ECを9月にスタート。8月に成田空港免税店ビジネスも実施し、グローバル化を加速する。

 「センサイ」は1983年に誕生。現在は欧州や中東などの百貨店やパヒューマリー約4000店舗で展開する。日本原産の希少な小石丸シルクを主原料に、メイド・イン・ジャパンのモノ作りを訴求してきた。今回、花王グループが2018年5月に策定したブランド再編によるグローバル戦略ブランドに「センサイ」を掲げていることから、アジア進出を果たすことになった。

 ラインアップはブランドの中核となるエイジングケア“ASシリーズ”と最高級エイジングケア“UTMシリーズ”、スペシャルケア“EXシリーズ”、洗顔アイテム“SPシリーズ”、ベースメイク“CPファンデーションズ”、メイクアップ“カラーズ”となる。いずれも欧州で好評の製品を扱うが、アイシャドウの新作は日本先行販売となる。

 花王グループは、25年をゴールとする新成長戦略で化粧品事業全体の売上高4000億円、営業利益率15%の達成を掲げており、「『センサイ』をはじめ、『エスト』『ソフィーナIP』『モルトンブラウン』」は目標を達成するための注力ブランドとして新たな挑戦をしていく」(村上由泰カネボウ化粧品社長執行役員)と述べ、その一環が「センサイ」の逆輸入となる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京に広がる “成熟したエレガンス”と“リアルクローズの提案力” 2025-26年秋冬東コレ特集

3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。