ファッション

日鉄物産が新流通シタテルに出資 “川中の価値再構築”を実現する

 繊維商社の日鉄物産は、シタテルへの第三者割当増資引受による出資を発表した。

 2014年に設立されたシタテルは、国内の中小縫製事業者をデータベース化して、デザイナー・パタンナー・縫製工場・資材メーカーや加工工場などと連携し、衣服生産を必要とする事業者をインターネットを通してサポートする新流通プラットフォーム「シタテル」を手掛けている。

 日鉄物産の繊維事業本部はイノベーション推進室を設置し、衣料品生産のサプライチェーンにおけるデジタルテクノロジーの活用、IoT(モノのインターネット化)など優れた技術を持った企業に対する投資を推進しており、先ごろネット通販サイトのオンライン試着サービス「ユニサイズ(UNISIZE)」などを展開するメイキップとの資本提携を発表したばかり。シタテルへの出資により、OEM(相手先ブランドの生産)、ODM(相手先ブランドの企画生産)事業における企画提案力の強化や生産・物流・販売ノウハウの精度向上を図る。

 「当社がこれまで繊維業界で蓄積した経験やネットワーク、海外での生産背景、物流機能の活用などにより、両社の強みを最大限に発揮しながら、顧客価値の創造と協業シナジーの最大化を目指す」とし、“川中の価値再構築”を実現したいとしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。