ファッション

フォーマル回帰の波に逆らう、ミラノ発“超等身大カジュアル”  2020年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイーク

 6月14~17日に2020年春夏のミラノ・メンズ・コレクションが開催された。メンズ・コレクションが行われたほかの街ではテーラードジャケットを軸としたフォーマルミックスが目立つ中、ミラノはTシャツとパンツを合わせただけの超等身大なカジュアルスタイルで溢れかえった。サイジングは上下ともにジャスト、もしくは若干ゆとりあるフィットがメインで、アクセサリーも少なめ。奇抜なバランスや過度な装飾に傾倒してきたここ数年のストリートスタイルとも一線を画す、新たなトレンドだ。

 トップスの主役に躍り出たTシャツは、タイダイやアニマルプリント、ビタミンカラーなど存在感のあるものから、白や黒のごくプレーンなものまで、多様なタイプが見受けられた。中には、タンクトップをチョイスしてカジュアルをとことん突き詰める来場者もいた。そのほか、涼しげな色味の開襟シャツやコーディネートのアクセントとなる総柄シャツは、ほかのメンズ会場と同様に人気だった。

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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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