6月18~23日、2020年春夏のパリ・メンズ・ファッション・ウイークが行われた。テーラードジャケットを軸とした大本命のフォーマルミックスが厚く支持された一方、オーバーサイズのパーカやブルゾン、派手なアクセサリー使いでストリートに振り切ったスタイルも根強い人気を見せた。ほかには、タイダイやアニマルなどの総柄アイテムを取り入れた着こなしが多数見られた。これはミラノとロンドンでもトレンドに浮上しており、インパクトのある総柄で直球勝負する着こなしは今後、さらに拡大しそうだ。
パリで目を引いたカラーは、オフホワイトやベージュなどナチュラルで軽やかな色。それらの色をリネンやシアサッカー素材で取り入れることで、爽やかさを一層引き立てる来場者が目立った。バッグはボディーバッグの人気が継続し、シックな色味や上品な素材使いでコーディネートの引き締め役として取り入れるか、ビビッドなカラーやナイロン素材で着こなしのアクセントとするかが争点となった。
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