ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は、2020年の展覧会で所蔵するコレクションを公開すると発表した。同美術館の150周年を記念した企画で、アンドリュー・ボルトン(Andrew Bolton)=メトロポリタン美術館衣装研究所キュレーターが明かした。
「今回のテーマと今のファッション業界をとりまく状況とを関連付けるのが狙いだ。最適な方法を模索しているところだ」とボルトンは話す。同美術館は衣服やアクセサリーを3万5000点以上所蔵しており、「5大陸と7世紀にわたる男性、女性、子どもの衣服やアクセサリーを保有している」という。
現在、同美術館では「キャンプ:ファッションについてのノート(Camp: Notes on Fashion)」展を9月9日まで開催中だ。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中