「ギャップ(GAP)」は8月に創業50周年を迎えることを記念し、ブランドのオリジンであるデニムに焦点を当てたキャンペーンを行う。創業年を冠した一格上のライン“1969コレクション(1969 COLLECTION)”では、広島のデニム生地メーカー、カイハラのデニム地を使用。また、70~90年代のアーカイブから着想した“デニム・バイ・ザ・ディケーズ(DENIM BY THE DECADES)”と呼ぶ商品群も販売する。どちらも銀座店などの一部店舗と自社ECで9月13日に発売する予定。
“1969コレクション”は、メンズ、ウィメンズ、キッズ&ベビーをそろえる。価格はセルビッチデニムを使ったメンズのストレートボトムで1万5900円(税込)、ウィメンズのデニムジャケットで1万4900円(同)。“デニム・バイ・ザ・ディケーズ”では、70年代風のフレアのデニムパンツ、80年代を意識したワーク調のワイドデニムパンツ、ブリーチデニムで作る90年代風のセットアップスタイルなどを提案する。年代ごとにレザーパッチも変えている点がポイントだ。
デニム以外で19-20年秋冬の注目アイテムとなっているのが、子ども服やベビー服。17年に発売し、じわじわ人気を高めていたキッズ向けのスパンコール刺しゅうTシャツ“フリッピーコレクション(FLIPPY COLLECTION)”は、スニーカーやポシェット、パンツなどにもアイテムを拡大した。スパンコールをなでると柄や色が変化するデザインが特徴。110センチから160センチまでをそろえる。「ディズニー(DISNEY)」との協業商品では、「白雪姫」や「シンデレラ」「塔の上のラプンツェル」に登場するプリンセスのなりきりドレスを企画。昨年販売したところハロウィンの仮装用途でヒットし、完売したという。ニットやチュールを組み合わせたデザインで、ディスカウントストアなどで売られているコスプレグッズよりも作りがしっかりしている点が魅力。110センチから160センチまであり、各5290円(同)。