「フェンディ(FENDI)」は7月4日、創業の地ローマにあるパラティーノの丘で2019-20年秋冬クチュールコレクション「ザ ドーン オブ ロマニティ(THE DAWN OF ROMANITY)」を発表する。同コレクションでは、故カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)とメゾンの54年にわたるコラボレーションにちなみ54ルックの作品を発表する。
また、この発表を通してローマ・ウエヌスとローマ神殿の修復および改装工事に250万ユーロ(約3億250万円)を出資する。「フェンディ」はこれまでにも「フェンディ フォー ファウンテンズ(FENDI FOR FOUNTAINS)」プロジェクトによって、「トレビの泉」の修復をはじめ、「4つの噴水」「ジャニコロの噴水」「モーゼの噴水」「ピンチョ丘のニンフの噴水」「ペスキエーラの噴水」などローマの文化財を保護する支援プロジェクトに助成してきた。
セルジュ・ブランシュウイッグ(Serge Brunschwig)チェアマン兼最高経営責任者は、「自分たちの文化をローマにもたらすことこそが、カール・ラガーフェルド、フェンディ、フェンディの故郷、われわれのルーツと大胆なクリエイティビティー、トップレベルのサヴォワフェールを表現するユニークかつベストな機会となる。パラティーノの丘はまるで魔法のような場所で、フェンディの価値観、およびその伝統や歴史を完璧に表している。また、ウエヌスとローマ神殿の修復を特に誇りに思う」と述べた。