東京オペラシティアートギャラリーは7月10日から、企画展「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」を開催する。会期は9月23日まで。
オピーは、点と線といった最小限の視覚言語により、人物像や風景を表現する作風で知られるイギリスを代表するアーティストの一人だ。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレーや看板など工業製品も含まれており、素材から生み出される新しい資格表現が幅広い層から支持を得ている。1980年代にヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、ニューヨーク近代美術館、大英博物館など、世界の主要な美術館に所蔵されている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、それらからの影響を感じられる作風も特徴だ。
今回、東京オベラシティアートギャラリーは今年、開館20周年の節目の年となり、今回の企画展が同館の方向性を示す役割も担う。
なお、同館4階では「収蔵品展067 池田良二の仕事」「project N 76 末松由華利」展も同時開催する。
■企画展「ジュリアン・オピー」
日程:7月10日〜9月23日まで
時間:11:00〜19:00(金、土は20時まで)
場所:東京オペラシティアートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
入場料:一般 1200円 / 大学、高校生 800円 / 中学生以下 無料