週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、絵を描かないアニメーション監督である高畑勲の功績を振り返る展覧会やニューヨーク拠点のアーティスト、ジョシュ・スパーリングの日本初個展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末（7月6、7日）に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。
【アートスポット5選】
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絵を描かないアニメーション監督、高畑勲の“演出”に注目した展覧会
映画監督でありアニメーション演出家の高畑勲の展覧会「高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの」が10月6日まで、東京国立近代美術館で開催されている。
高畑勲は、「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」などで日常生活を丹念に描き出す手法を通じて人間ドラマの形を完成させ、「火垂るの墓」では日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現するとともに日本人の戦中、戦後の歴史を再考する作品を制作した。遺作の「かぐや姫の物語」ではデジタル技術を駆使し手描きの線を生かした水彩画風の描法に挑んだ。同展は絵を描かない高畑の“演出”に注目し未公開資料と共に多面的な作品世界を紹介する。
■高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの
日程：7月2日～10月6日
時間：10:00～17:00（金、土は 21時まで）
場所：東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
住所：東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日：月曜日（ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館）、7月16日、8月13日、9月17日、9月24日
入場料：一般 1500円、大学生 1100円、高校生 600円、中学生以下 無料
新進アーティストによる“新しい美の発見と創造”
資生堂ギャラリーは7月から9月にかけて、2019年度「シセイドウアートエッグ」入選者の個展を開催する。「シセイドウアートエッグ」は新進アーティストによる“新しい美の発見と創造”を応援する公募プログラムで、06年にスタートした。
同展は269件の応募の中から選ばれたアーティスト3人の個展。独自のドローイングが形づくる花や虫に囲まれた世界を表現した今村文展は7月5～28日、戦時下の女性たちの手紙をもとに、手紙を朗読する複数の人の声を組み合わせたサウンドインスタレーションを展示する小林清乃展は8月2～25日、布の持つテクスチャーの背後に複雑な現代社会のあり様や生を見つめなおす作品を披露する遠藤薫展は8月30日～9月22日に行われる。
■「第13回 shiseido art egg」展
日程：今村 文展 7月5～28日
小林 清乃展 8月2～25日
遠藤 薫展 8月30日～9月22日
時間：平日 11:00～19:00 日･祝 11:00～18:00
場所：資生堂ギャラリー
住所：東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
休館日：月曜日（月曜日が祝祭日にあたる場合も休館）
入場料：無料
19世紀末から20世紀に活躍したマリアノ・フォルチュニの回顧展
三菱一号館美術館は7月6日～10月6日、19世紀末から20世紀にかけて世界で活躍したデザイナーのマリアノ・フォルチュニ（Mariano Fortuny）の回顧展を開催する。同展は、マリアノ・フォルチュニの代名詞でもある、上質な絹を染め上げ手作業で細かくプリーツ加工を施したドレス“デルフォス”を中心に、絵画、写真、版画、プロダクトデザインを紹介する。
■マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン
日程：7月6日～10月6日
時間：10:00～18:00（ただし、祝日を除く金曜日、第二水曜日、会期最終週平日は21：00まで開館）
場所：三菱一号館美術館
住所：東京都千代田区丸の内2-6-2
休館日：月曜日（ただし、祝日・振替休日の場合、7月29日、8月26日、9月30日は開館）
入場料：一般 1700円、大・高校生 1000円、中・小学生 500円
「カルピス」100周年を記念した「カルピス100th 七夕に会おう展」
アサヒ飲料株式会社は7月4～14日、「カルピス」100周年を記念した「カルピス100th 七夕に会おう展」を東京・神田にある331 Arts Chiyodaで開催する。同展は“会う”ことをテーマに、動きによって光り輝く約1万個のドットでつくられた天の川のインスタレーション「dot river」の部屋や短冊に願いごとを書く風習から着想した100の“ことば”と100色の「カルピス」のボトルを展示した部屋を用意する。
■カルピス100th 七夕に会おう展
日程：7月4～7月14日
時間：11:00～20:00（dot riverの最終体験受付時間は19:45）
場所：3331 Arts Chiyoda
住所：東京都千代田区外神田6丁目11-14
入場料：無料
ニューヨーク拠点のアーティスト、ジョシュ・スパーリングが日本初の個展を開催
ニューヨークを拠点に活動するアーティストのジョシュ・スパーリング（Josh Sperling）が、日本初となる個展「サマータイム（Summertime）」を東京・六本木の画廊、ペロタン東京（PERROTIN TOKYO）で開催する。今回の個展では、壁一面にカラフルな波型のシェイプトキャンバスを設置したインスタレーションや、ペインティングなど10作品以上が展示される。
■Summertime
日程：7月3日〜8月10日
時間：11:00～19:00
定休日：日・月・祝祭日
場所：PERROTIN TOKYO
住所：東京都港区六本木6-6-9
入場料：無料
【開催中イベント】
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「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで
ファッション業界人に愛される写真家、小浪次郎が感じる東京の今
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ペインターのピーター・ソールとエリック・パーカーが師弟初の2人展を開催
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【開催中ポップアップ】
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