6月30日〜7月4日、2019-20年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークがパリで開催された。ここ数シーズンはカジュアルなスタイルも一定の支持を得ていたが、今回は刺しゅうやレースが目を引く華麗なドレスに身を包み、思い切り着飾った来場者が多数。パリの街並みが、オートクチュールのランウエイに負けない華やかな空間となった。
プレタポルテのトレンドを受けて、テーラードジャケットをチョイスした人も目立った。セットのパンツでマニッシュテイストを打ち出すか、ミニやプリーツのスカートなどでフェミニンに仕上げるかがスタイルの分かれ目となった。
ドレスは、光沢のあるサテンや軽やかなチュール素材が人気。夏の陽気な気分を反映して、鮮やかなオレンジやブルーなど、エネルギッシュな色味も支持された。