CRM(顧客関係マネジメント)のコンサルティングを手がけるスマートウィルはこのほど、AI(人工知能)を活用した分析ツールの開発会社コグニティと、アパレル販売員の接客スキル向上を支援するアプリ「AIスマートトーク」を開発した。優良販売員の接客トークをAIで分析することで、ロールモデルになる接客トークの標準化を行えるという。外資系のラグジュアリーブランドと紳士服大手で実証実験を行っており、今後は接客の重要度の高いアパレルや化粧品会社に提案していく。
「AIスマートトーク」では、専用のアプリかボイスレコーダーに録音した複数の販売員の接客トークを分析。販売員の目指すべき“接客トークの標準化”を行った上で、販売スタッフ一人一人の個別トークを自動採点できる。両社は属人的な指導のブレを防ぐとともに、CRMの研修プログラムに加え、教育制度や人事評価、福利厚生などに組み込むことも想定していく。