アルビオンは9月16日、化粧水と美容液を融合したような新感覚の化粧液「フローラドリップ」(80mLが7000円、160mLが1万3000円)を百貨店や専門店で発売する。初年度の売り上げ本数は50万~60万本、3年後に80万~100万本を目指す。
同製品は“究極のアンチエイジング”をテーマに、業界最高峰の植物研究と、独自製法によるオリジナル素材、確実な効果効能の証明の3つにこだわり開発。その中でも特徴的なのは、秋田県にある同社の白神研究所で有機栽培した5種のハーブエキスと、秋田県の種こうじなどを製造・販売する秋田今野商店の純白こうじのしらかみを組み合わせたことだ。ハーブを発酵させることで約7800の有用成分を含むことが判明した。
一般的な化粧水の大半は水が占めるが、同製品は60%にこの発酵液を使用した。これにより、ハリ・弾力強化や高保湿、たるみ、シワ、小ジワ、肌荒れ、ブライトニング効果などが期待できる。1本でスキンケアが完結するオールインワンタイプとなる。「年齢や国籍、肌質、肌悩み、性別を問わないターゲットフリーのアイテムが完成した」と小林章一社長は述べた。
【エディターズ・チェック】
アルビオンを代表する化粧水「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」(以下、スキコン)は今年発売から45周年を迎えます。インバウンド需要などもありここ数年は飛躍的な伸びを示していましたが、前期(2019年3月期)は販売個数制限など転売対策を講じたため、スキンケアカテゴリーが前年比9.2%減に。今回の「フローラドリップ」を「スキコン」と肩を並べるほどの存在に育成していくということです。スキンケア復活ののろしになるか期待しています。