ザ・ウールマーク・カンパニーは、若手デザイナーの登竜門「2020 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2020 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE 以下、IWP)」のファイナル大会に進出するデザイナーを選ぶ審議会エキスパート・アドバイザリー・カウンシルを発表した。
審議会のメンバーは「ビジネス・オブ・ファッション(BUSINESS of FASHION)」のティム・ブランクス(Tim Blanks)=エディター・アット・ラージや「Vogue.com」のサラ・ムーア(Sarah Mower)=チーフ・クリティック、若手発掘のキーパーソンである伊「ヴォーグ」のサラ・ソッツァーニ・マイノ(Sara Sozzani Maino)副編集長ら著名ジャーナリストをはじめ、アメリカ人スタイリストのケイト・ヤング(Kate Young)、中国人モデルのルー・ヤン(Lu Yan)、「マニッシュ アローラ(MANISH ARORA)」デザイナーのマニッシュ・アローラら16人。4月に締め切られたIWP参加デザイナーの募集ではフランス、イギリス、アメリカをはじめ、初参加となるペルー、エクアドル、ハンガリー、アルメニアを含む約50カ国からデザイナー300人以上のエントリーがあり、同審議会のメンバーによってファイナリストの10人が選ばれる。
8年目の「IWP」は才能ある若手デザイナーを支援し、同時にウール素材の新たな価値を発信することを目的としたファッションコンペ。大賞の副賞はメンズ、ウィメンズそれぞれ20万オーストラリアドル(約1600万円)、イノベーション賞は10万オーストラリアドル(約800万円)。大賞受賞者と一部の本選参加者は、ロンドンのハーヴェイ・ニコルズ(HARVEY NICHOLS)やパリのレクレルール(L’ECLAIREUR)、香港のレーンクロフォード(LANE CRAWFORD)、日本の高島屋、ECのマイテレサ(MYTHERESA)やエッセンス(SSENSE)などのリテールパートナーで販売する機会を得る。過去にはカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)らを輩出している。
エキスパート・アドバイザリー・カウンシルのメンバーは以下の通り、
マニッシュ・アローラ(Manish Arora)/「マニッシュ アローラ」デザイナー
リヴィア・ファース(Livia Firth)/エコ-エイジ(Eco-Age)共同創立者兼クリエイティブ・ディレクター
ケイト・ヤング(Kate Young)/スタイリスト
ルー・ヤン(Lu Yan)/モデル
ネルソン・ムイ(Nelson Mui)/レーンクロフォード、ディレクター・オブ・ファッション
ファビアン・モンティーク(Fabien Montique)/ディレクター、フォトグラファー
フロリアン・ド・サンピエール(Floriane de Saint Pierre)/フロリアン・ド・サンピエール エ アソシエイツ 創立者
ティム・ブランクス/「ビジネス・オブ・ファッション」エディター・アット・ラージ
サラ・ムーア/「Vogue.com」チーフ・クリティック
サラ・ソッツァーニ・マイノ/イタリア版「ヴォーグ」副編集長、「ヴォーグ タレント」主催
ガート・ジョンカーズ(Gert Jonkers)/「ファンタスティック マン(Fantastic Man)」共同創立者 兼 編集長
コリン・マクドウェル(Colin McDowell)/ファッション・コメンテーター
クリスティン・センテネラ(Christine Centenera)/オーストラリア版「ヴォーグ」ファッション・ディレクター、ワードローブNYC(WARDROBE.NYC)共同創立者
アリソン・ヴェネス(Alison Veness)/オーストラリア版「10」「10 メン(10 Men)」エディター、オーストラリア版「ヴォーグ」ディレクター・アット・ラージ
クリスティアーヌ・アルプ(Christiane Arp)/ドイツ版「ヴォーグ」編集長
向千鶴「WWDジャパン」編集長