「WWDビューティ」7月18日号は「2019年上半期ベストコスメ」特集です。今年も美容ジャーナリストや美容誌・女性誌の編集長、エディター、ライター、メイクアップアーティスト、百貨店バイヤーなどから成る総勢92人の選定委員の協力のもと、2019年上半期(1~6月)に発売された製品(リニューアル発売、新色追加を含む)を対象に、全20部門を選出しました。
今期一番のニュースは、なんといっても厚生労働省が約10年ぶりに承認した新規美白有効成分を配合した「ポーラ(POLA)」の「ホワイトショット」です。美白の分野に新たな扉を開いたポーラは企業部門、スキンケア部門、新知見部門で首位を独走しました。特集では部門別のヒットコスメを選出コメントと共にランキング形式で発表したほか、ドラッグ&バラエティーのヒットアイテムや、各美容メディアのベスコスを総まとめしました。
メイクアップ製品にスキンケア機能を求める傾向や、エビデンスのある機能性に対する需要の高まりが感じられる一方、メイク部門では国産ブランドの注目製品が豊富だった前シーズンと比べ物足りなさも感じられました。従来の食品やサプリメントとは一線を画す製品が次々と登場するインナーケア、メンズ向けの製品を拡充するブランドが増えていることにも注目です。
ニュース面では、ビューティ業界で関心が高まっている「発酵」にクローズアップ。「アルビオン(ALBION)」が“第2のスキコン”として打ち出す新感覚の化粧液や、「ハッチ(HACCI)」初のスキンケアライン、業界で初めてベースメイクに発酵技術を取り入れる「米肌」などから、発酵が注目を集める理由と今後の展開を探ります。
25周年を機に「リップスティック」を刷新する「ナーズ(NARS)」、コスモス認証の「バランシング」ラインが登場する「THREE」、花王が発表した新ヘアケアブランド「エッセンシャル フラット(ESSENTIAL FLAT)」を掲載したほか、トピックスとして10年ぶりに刷新された「コスメデコルテ(DECORTE)」の最高峰ライン「AQ ミリオリティ」のグローバルイベントの様子をお伝えします。