7月22日号の「WWDジャパン」は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARGONS)」川久保玲のインタビューを掲載しています。ほとんどインタビューを受けることのない川久保玲に5月、米「WWD」が米・ニューヨークで直撃。今年ブランド創設50周年を迎えた「コム デ ギャルソン」のクリエイションとビジネスの両面を、夫であるエイドリアン・ジョフィー(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル最高経営責任者(CEO)兼ドーバー ストリート マーケットCEOの通訳のもと、率直に語っています。
「自分をデザイナーだと自覚したのはいつか?」という問いに対して「私はファッションデザイナーではなく、ファッションをビジネスとして利用していると考えている」と答えており、今回の表紙にも引用されている言葉「ファッションはビジネスの中で使う素材。そうなったのは、偶然だ」につながります。クリエイションとビジネスを両立させる世界的デザイナーの思考を知ることができる貴重な機会になっています。
2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション詳報では、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)亡き後の「シャネル(CHANEL)」「フェンディ クチュール(FENDI COUTURE)」について紹介しています。また、オートクチュールを支えるアトリエの縫製師であるプティ マンにフォーカスし、その熟練の職人技に迫るとともに、クチュールでも広がりつつあるサステイナビリティーやエコフレンドリーな動きにも触れています。
ニュース面では、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)とともに循環する服と人工クモの糸を発表したアディダス(ADIDAS)のサステナ戦略を取り上げました。同社が4月から次々と発表する試作品を、協業した企業や用いた最新技術とともに紹介しています。さらに秋に東京で巡回展を開催する「シャネル」のトップにインタビューをしました。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=プレジデントが語る同展の見どころも紹介します。