「WWDビューティ」7月25日号は2019年秋冬スキンケア特集です。今年の秋冬は新ブランドや新ラインが目白押しです。特集では、19年秋冬にデビューするブランドとリニューアルブランドをピックアップし、コンセプトや新成分、新処方、それぞれのブランドの特徴を紹介。現在のトレンドや製品の傾向を探りました。
この秋冬に登場する新ブランドで特に注目なのは、“日本美”の世界観でグローバル展開しているカネボウ化粧品「センサイ(SENSAI)」の日本逆輸入でしょう。そのほか、いよいよ全国展開されるコーセーミルボンコスメティクスの「インプレア(IMPREA)」、ハチミツを発酵させた発酵液を開発し取り入れた「ハッチ(HACCHI)」初のスキンケアラインのほか、「オバジ(OBAGI)」の最高峰エイジングケアラインなど、百貨店ブランドから美容室専売品、ドラッグ&バラエティーまで幅広く取り上げています。
また、今や化粧水や乳液よりも重要視される傾向がある美容液は、バリエーションが拡大しています。特に、洗顔後に使ってその後のケアの浸透を底上げするブースター製品が続々と登場するほか、消費者ニーズに合わせたパーツケアや集中ケア製品も多数発売されます。美容意識に合わせたコンセプトや成分、機能性など、さまざまな特徴を持った製品を、5つのトレンドキーワードとともに紹介します。
ニュース面では、ヘアサロン業界に急速に浸透している“プレックス剤”を取り上げます。プレックス剤は美容室でカラーリングやブリーチ、パーマ施術の際に利用することでダメージを軽減するもので、40代以降のエイジング世代のヘアカラー提案においても注目を集めています。各社が発売する商品やプレックス剤を使用するメリットから、ミドルエイジ以上のヘアカラー市場を読み解きます。
そのほか、MTGの不適切会計の報告を受け修正した決算や再発防止策、「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」コスメの独占輸入権を取得した伊藤忠商事、銀座にプレミアムサロンをオープンする資生堂、「アマゾン(AMAZON)」で先行発売するレディー・ガガ(Lady Gaga)が手掛けるメイクブランド、マンダムの新技術を用いたヘアスタイリング剤「インサイドロック」シリーズを掲載しています。