ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」が、“マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)以来の逸材”として、先日行われた米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)選手との契約を発表した。
ザイオン選手は契約について「幼い頃からNBA選手となり、『ジョーダン ブランド』のシューズを履くことを夢見ていた」とコメント。ハワード・ホワイト(Howard White)「ジョーダン ブランド」バイスプレジデントは「34年にわたり、マイケル・ジョーダンと同様の決意を持った偉大な人材を集めてきた。その中で彼には、マイケル・ジョーダンが若かった頃を思い出させる何か特別な要素を感じる」と契約の喜びを語った。
ザイオン選手は2000年アメリカ・ノースカロライナ州生まれ。父親が元バスケットボール選手ということもあり5歳からバスケを始め、早くから才能を発揮。高校生時代から注目を集め、進学先のデューク大学では1年生ながらエースとして活躍し、今年アーリーエントリーした「NBAドラフト2019」では見事堂々の全体1位指名でニューオリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)へと入団した。
しかし、今年2月にエースとして出場したノースカロライナ大学との一戦で、着用していたナイキのシューズが試合中に突如崩壊し、負傷交代。この一件以降、ザイオン選手はプーマ(PUMA)のシューズを着用するなど、ナイキとの関係性が悪化したと思われている中での契約発表となった。
「ジョーダン ブランド」は今夏、ザイオン選手のほかに日本人アスリート初の選手として八村塁との契約も発表している。