繊維商社のヤギは7月23日付で、タオル・バスタオル等の製造販売を手掛けるツバメタオルの全株式を取得した。
大阪府泉佐野市に本社があるツバメタオルは、国内のタオル生産量の4割を占める大阪の“泉州タオル”の生産販売を行う老舗企業で、有機精練というエコロジカルな製造方法で環境に配慮しているタオルメーカーとして知られる。“泉州タオル”の年間生産量及びオーガニックコットンの消費量は日本一を誇る。
ヤギは今回の株式取得について、中期経営計画「SPARKS 2020」の重点方針として掲げた“新領域への挑戦”と位置付けており、国内最高水準のエコロジータオル生産技術とサプライチェーンを持つツバメタオルを子会社化することにより、ヤギの企画・販売力と合わせて、エシカルライフスタイル事業領域の競争力と人材の強化を図るとしている。
ツバメタオルは1913年の創業で、年間生産量は2000万枚(フェースタオル換算)。