カニエ・ウェスト(Kanye West)が新たなファッションブランドを立ち上げるようだ。カニエは7月19日に、自身の知的財産権を管理している会社マスコット・ホールディングス(MASCOTTE HOLDINGS)を通じて「サンデーサービス(Sunday Service)」という名称の商標登録を出願した。米国特許商標庁によれば、商標の対象はボトムス、ドレス、フットウエア、ヘッドウエア、ジャケット、ラウンジウエア、スカーフ、シャツ、ソックス、トップスだという。
「サンデーサービス」とは、教会で行われる日曜礼拝のことだ。カニエは今年から、毎週日曜日に聖歌隊や打楽器隊などと共に自身の楽曲をゴスペル風にアレンジして歌うコンサートを行っており、これを「サンデーサービス」と銘打っている。4月中旬に開催された世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)」にも特別出演し、「サンデーサービス」のライブを披露した。
カニエは以前からデザイナーとしても活躍しており、自身のブランド「イージー(YEEZY)」は15年2月からアディダス(ADIDAS)と協業してスニーカーやアパレルを発表してきたが、熱狂的なファンの存在もありどれも発売と同時に完売している。そのため、「イージー」の製品は二次流通市場において高値で取引され、カニエが妻であるキム・カーダシアン(Kim Kardashian)のためにデザインしたルックはしばしばコピー商品が出回っている。
キムが自身の補正下着ブランドを「キモノ(KIMONO)」と名付け、商標登録の出願をして騒動となったことは記憶に新しいが、5月に生まれたばかりの第4子サーム・ウェスト(Psalm West)の名前もすでに商標の登録を出願している。