リーバイ・ストラウス ジャパン(LEVI STRAUSS JAPAN)は、旗艦店「リーバイス 原宿フラッグシップストア」を7月26日に東京・原宿のキャットストリートにオープンする。1999年に原宿・明治通りに開店した日本第1号店のリーバイスストア原宿を統合し、売り場面積は約527平方メートルでアジア最大級。ジャパン本社も同ビルに移転し、1階から3階を店舗、4階をショールーム、5階から8階を本社オフィスとする。
旗艦店の目玉はオーダーメードサービスの“ロット・ナンバーワン”だ。文字通り、世界に“一つ”だけのジーンズを“いち”から作ることができる。ロンドン、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコに続く世界5店舗目の導入で、アジア初となる。ヨーロッパで修業を積んだ、日本に2人しかいないマスターテーラーが型紙製作から生地選び、裁断、縫製、仕上げと全工程を手作業で行う。価格は10万円から。
米リーバイ・ストラウスの売上高は3年連続増収で、18年11月期は2ケタ増収。3月に再上場を果たして初値が公開価格を大幅に上回ったほか、18年12月~19年5月期も前年同期比6.1%増と好調だ。このV字回復を実現したのが、11年に就任したチップ・バーグ(Chip Bergh)最高経営責任者(CEO)だ。
バーグCEOは好調要因を、「『リーバイス(LEVI’S)』はジーンズのオリジンであり、多くのラインを持ち、全ての人に商品を届けられている。そしてマーケティング、クリエイティブが一丸となって『リーバイス』をカルチャーに押し上げた。消費者はこれを認め、受け入れてくれた。ブランドは自己表現をすべきであり、『リーバイス』はそれが効果的に実現できている」と説明した。老若男女に届けながら“ロット・ナンバーワン”を導入する理由について、「僕もすでに10本の“ロット・ナンバーワン”をオーダーしたが、フィッティングがまるで違う。同サービスはマスターテーラーと密にコミュニケーションすることで素材、シルエット、ディテール……と全てを自分の思い通りにでき、オリジナリティーを追求できる」と答えた。
■リーバイス 原宿フラッグシップストア
オープン日:7月26日
時間:日〜木曜日 11:00〜20:00 / 金・土曜日 11:00〜21:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-12