「WWDビューティ」8月1 & 8日合併号は、2019年秋冬メイクアップ特集です。秋冬のメイクアップコレクションのトレンドは、大きく分けて“アースカラー”と“ダークネス”という、2つのコンセプトが浮かび上がりました。“アースカラー”はクリスタルやストーン、パールなど、自然界に存在するものを着想源とし、雄大な自然の中にこそ生まれる神秘的な色調や輝きを捉え、製品に落とし込んでいます。また、単に色味からインスピレーションを受けるだけでなく、クリスタルやパールなどの素材を粉末にし、実際に配合しているブランドも多数見られました。
秋冬の定番でもあるダークカラーを用いた“ダークネス”は、光と陰、黒と白など、ダークの反対にあるものを合わせることでコントラストを生み出している点が特徴です。1色でも陰と光を生かして立体感を演出したり、異なるテクスチャーを組み合わせることによって抜け感を生み出し、モダンに仕上げるアイテムが多く登場しました。どれも強さと深みがありつつ軽やかさとしなやかさも持ち合わせた、現代女性を体現しています。
特集では、「RMK」「セルヴォーグ(CELVOKE)」「シャネル(CHANEL)」など、トレンドを表現しているブランドの新製品を多数紹介しています。そのほか、ピグメントの量を高濃度に配合した高発色リップ、重ね付けにも1色使いにも使える単色アイシャドウ、素肌感を演出するファンデーションなどの今季トレンドアイテムも掲載しました。表紙には今号で表紙デビューを果たす注目の新人モデル、MARINAとHANAKAが登場。トレンドの“アースカラー”と“ダークネス”を表現した、フレッシュでモダンなメイクアップも注目です。
ニュース面では、肌診断と自身の肌にあった化粧品をブランド横断でレコメンドするスマートフォンアプリ「ビューティ」を9月にリリースする、ノベラ社の遠藤国忠CEOにインタビュー。スマートミラー「ノベラ」の発売を延期してまでもアプリを先行公開する意図や、今後の展望について聞きました。
そのほか、「ジバンシイ(GIVENCHY)」最高峰スキンケアラインから発売する新美容液とマスクを取り上げたほか、花王傘下の英国ブランド「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」の香水コレクション本格始動や、日本ショッピングセンターによる19年下期の国内ショッピングセンター動向についても紹介。パナソニックのヘアドライヤー「ナノケア(NANOCARE)」新機種、ラインアップを強化しリニューアルを行うほか、10月に初の路面店を表参道にオープンするレノア・ジャパンの「チューンメーカーズ(TUNEMAKERS)」の詳細も必見です。