ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2019年1〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比12.0%減の1102億円、営業利益が同29.7%減の162億円、経常利益が同31.5%減の155億円の減収減益だった。基幹ブランド「ポーラ(POLA)」の国内免税売上高の減少が響いた。
ビューティケア事業は、「ポーラ」の売上高が同10.2%減の687億円、営業利益が同22.6%減の141億円、「オルビス(ORBIS)」の売上高が同1.1%減の257億円、営業利益が同24.5%減の38億円だった。そのほか海外ブランドの「ジュリーク(JURLIQUE)」「H2O PLUS」共に、前年同期を下回る売上高、営業損失の拡大となった。育成ブランドは子会社のACROが手掛ける「THREE」の海外成長や、18年下期にローンチした「アンプリチュード(AMPLITUDE)」「イトリン(ITRIM)」「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」により、前年同期を上回る売上高となった。一方で、成長投資を行ったことで営業利益は前年を下回った。
なお、2019年12月期通期の業績予想を下方修正した。修正後は売上高が2290億円(修正前は2410億円)、営業利益が345億円(同405億円)、経常利益が340億円(同405億円)、純利益が210億円(同255億円)。第2四半期の「ポーラ」の落ち込みによるもの。