ファッション

BIGBANGを擁する事務所の双子ダンサー・クォン兄弟 「これからは僕たちの番だ」

 Deukie&Donyは、BIGBANGやBLACKPINKなど人気グループを多く世に送り出してきた韓国の大手芸能プロダクション、YG ENTERTAINMENTの専属ダンサーチームHITECHに所属する双子ダンサーだ。高いダンススキルと甘いマスクで、同社所属のアーティストに引けを取らないほどファンから注目されており。ダンサーのみならずモデルやデザイナーなど活動の場を広げている。このほど東京と大阪で開催したYG ENTERTAINMENTのダンス・ボーカルアカデミーX ACADEMYによるワークショップに参加した2人に、ファッションや今後の展望、多忙を極める彼らの美容法を聞いた。

WWD:日本で初めてのワークショップの感想は?

Deukie:初めての日本でのワークショップで不安もあったんですけど、当日はたくさんの方が参加してくれて楽しそうにしているのを見てすごくうれしかったです。

WWD:参加者の中には2人のファンもいた?

Deukie:はい、たくさん参加してくれていました。

WWD:今回のようにファンと触れ合える機会は今までもあった?

Dony:今回のワークショップのように、時間を設けてファンの方々と一緒にダンスしたりする機会は初めてでした。

韓国で初めて開催したワークショップの様子

WWD:韓国版「VOGUE」でもモデルとして起用されていたが、ダンサーでありながら表舞台で活動することについてはどう考えている?

Deukie:自分たちは後ろで踊る1ダンサーではなく、“アーティスト”だという意識を持ってやってきました。だから表舞台で活動しているときも、常に気持ちは変わっていないです。やっと“僕たちの番が来た”って感じです。

WWD:ファッションブランドを立ち上げたが、今後はファッションにも活動の幅を広げる?

Dony:そうですね。今後もブランドは継続していく予定ですし、ブランド名の「_DIFFERENTBUTSAME(R)(ディファレントバットセイム)」も僕たち双子を表現したものなのでブランドを通してもっと自分たちを表現していきたいです。

WWD:ブランドを立ち上げたきっかけは?

Deukie:2人ともファッションが好きで、最初はプロジェクトの一環として始めました。続けていくうちに自分たちの色を見せられるようなブランドになったと思います。

WWD:服のデザインで意識していることは?

Dony:例えば最近流行っているものでも、その中で僕たちのアイデンティティーを見せたいとは常に意識しています。

WWD:デザイン面で音楽や人からインスピレーションを受けることはある?

Deukie:他のブランドから影響を受けることはあまりないです。ただ音楽に関しては曲それぞれに特徴があって、それをヒントにデザインすることがあります。

ダンサーでもさまざまなシーンで活躍できるんだってことを示したい

WWD:一緒に働くアーティストからはファッションに関する影響は受ける?

Deukie:アーティストのステージ衣装から学ぶことも多いですし、僕たちがファッション好きということを知っているスタイリストさんからブランドに対する意見やアドバイスをもらうこともあります。

WWD:具体的にインスピレーションを受けたアーティストは?

Deukie&Dony:やっぱりみんな大好きなBIGBANGのG-DRAGONさんですね(笑)

Dony:幼い頃から彼らを見てきたのでたくさん勉強になりました。

WWD:G-DRAGONとファッションの話をすることもある?

Dony:具体的な服の細かいディテールの部分までは話したりはしませんが、これはこう着たらかわいいよね、格好いいよねって話をします。

WWD:2人のファッションのこだわりは?

Deukie:(立ちあがってパンツを指さしながら)最近はシンプルなトップスに派手なパンツを穿いてコーディネートにポイントをつけることです。

WWD:今日もPVC加工のパンツを穿いてますね。

Dony:僕はストレス解消法の一つにコーディネートを考えるってことがあるんですが、2時間くらいいろんな組み合わせを試しています。ちょっと病的かなって自分でも思いますが(笑)、その中でよい組み合わせを見つけるって感じです。

WWD:ダンサーやモデル、デザイナーと多忙な毎日を過ごす中での美容法は?

Dony:フェイスパックや保湿クリームは常に使っています。実際に買いに行ったことはないんですけど、化粧品専門店に行ってみたい気持ちもあるんです。見ていただくと分かるかと思うのですが、男性の中では肌はきれいな方だからそれは少し自慢です。

WWD:日本でも男性が化粧をすることが徐々に浸透してきたが、どう考えている?

Dony:時代が変わってきているし、自身を表現する一つの方法だと思います。僕たちもBBクリームを塗ったりしているし、男性が化粧をすることはポジティブに考えています。

WWD:ヘアスタイルのこだわりは?

Dony:ファッションでその時に着たい服装があるように、ヘアスタイルもその時の気分で変えたりします。さっき話した服選びに2時間掛かるっていうのは、もちろん帽子を選んだりヘアスタイルも含んだ時間です。

WWD:だから2時間なんですね。その中にスキンケアや化粧をする時間も含まれてる?

Dony:いえ、それは入ってないです(笑)

WWD:今後アーティストとして挑戦したいことは?

Deukie:これからは演技にも力を入れたいと思っています。そして、もっといろんな形でファンと触れ合う機会を増やしたいです。一番意識していることは、僕たちのようなダンサーが多くの場面で活躍できるんだってことを示すことです。まずはそのお手本になりたいし、これからもダンサーやデザイナーとしてだけでなくさまざまなシーンで活躍していきたいです。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。