「WWDジャパン」8月5&12日合併号は、デニム特集です。今年はジーンズの生まれ故郷であり、作業着からファッションへ生まれ変わった地でもあるアメリカ西海岸を取材しました。3年連続増収と好調な米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)のサンフランシスコ本社や、ベトナムの縫製・加工工場サイテックス(SAITEX)が2019年に設立したサイテックスUSAを訪れました。
デニム特集の目的は、アメリカ西海岸で2つの“源流”を追うこと。1つ目はジーンズの最初の1滴を絞り出す研究・開発施設で、リーバイ・ストラウスの「ユーレカ・イノベーションラボ」と、ファーストリテイリングがロサンゼルスで運営する「ジーンズイノベーションセンター」を取材しました。2つ目は多くのラグジュアリーブランドもサンプリングするビンテージジーンズの存在です。4人のスペシャリストにインタビューしました。
デニム特集は、アメリカ西海岸取材のみならず!日本国内の各セレクトショップがこの秋売ろうとしている1本について聞いたり、ミラノで開催された国際見本市「デニム プルミエール ビジョン(DENIM PREMIERE VISION)」を深掘りします。ファスナーメーカーのYKKやデニム生地メーカーのカイハラが描くジーンズの未来像にも迫ります。
ニュース面では、余剰在庫を買い取って低価格で販売する“オフプライスストア”事業へのワールドの参入を取り上げます。さらに「コーチ(COACH)」復活劇の立役者、ジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)社長兼最高経営責任者にインタビューを敢行。「アディダス(ADIDAS)」の“3本ライン”商標取り消し問題については、法律専門家の意見を踏まえて検証します。
連載ページも大充実!「ファッションロー相談所」では「#KuToo」問題を取り上げ、「イエリデザインプロダクツ元社長」の壮絶人生は第10回。手塚浩二元社長がファッション業界を離れて抱いた疑念とは?「『ディオール(DIOR)』メゾンコード研究」では“ジャディオール”パンプスをフィーチャーします。ファッションパトロールは、「ナンバーナイン(NUMBER NINE)」がほれたインフルエンサーKEIに話を聞きます。