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SNS無断投稿のアリアナ・グランデの著作権侵害訴訟は和解で決着

 ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファーのロバート・バーベラ(Robert Barbera)が撮影した写真を、歌手のアリアナ・グランデ(Ariana Grande)が無許可でインスタグラムに投稿したことが著作権侵害に当たるとして、バーベラが2万5000ドル(約265万円)の損害賠償を求めて今年5月にニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提訴した件について、裁判所は7月18日、両者が和解に至り訴えが取り下げられたことを明らかにした。

 和解の内容は明らかになっていない。

 問題となった2枚の写真は、グランデが彼女自身の4枚目のアルバムのタイトル“スウィートナー(SWEETENER)”の文字が入ったバッグを抱えているものだ。バーベラは、これらの写真は著作権登録されているにもかかわらず、グランデはインスタグラムに投稿する際に使用許可を取らなかったと主張していた。グランデは18年8月17日に、この写真をインスタグラムに投稿したが、削除されている。訴状によると、グランデの投稿には339万2079回“いいね”が押されていた。

 近年、セレブが自身のSNSに第三者撮影の写真を投稿して著作権侵害で訴えられるケースが増えている。モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)も19年2月にパパラッチが撮影した写真を自身のインスタグラムに投稿したことで損害賠償請求訴訟を起こされていたが、訴訟前に著作権登録が完了していなかったため、7月にパパラッチ側の訴えが棄却された。

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