ファッション

週末お出掛けスポット　宮廷服から「ギャルソン」まで展示する展覧会などアート5選

公開：2019/08/09

(更新：2019/08/19)

　週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、宮廷服や「ギャルソン」から新たなドレス・コードを模索する展覧会やポーラ美術館初となる現代美術の作家たちに焦点をあてた展覧会など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末（8月10〜12日）に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アート5選】

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「ドレス・コード？――着る人たちのゲーム」展ポスター（左）と元田敬三《ツッパルな》2015年、作家蔵 (c) Keizo Motoda

宮廷服から「ギャルソン」まで展示する「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」

　現代における新たなドレス・コードと装いによって生まれる自己と他者のコミュニケーションを模索する展覧会「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」が10月14日まで、京都国立近代美術館で開催されている。京都服飾文化研究財団が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に、18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服などの歴史的な衣装類から「グッチ（GUCCI）」や「コムデギャルソン（COMME DES GARCONS）」など現代の衣服まで300点強を展示している。また、演劇や映画、マンガを通してキャラクターと服装のかかわりも考察する。

■ドレス・コード?――着る人たちのゲーム
日程：8月9日～10月14日
時間：平日 9:30～17:00（毎週金曜日、土曜日は21時まで開館　入館はいずれも閉館の30分前まで）
場所：京都国立近代美術館
住所：京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
休館日：毎週月曜日（ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館、翌火曜日休館）
入場料：一般1300円、大学生900円、高校生500円、中学生以下無料

月岡芳年「於吹島之館直之古狸退治図」

“妖怪”“霊界”“異国”いう異世界が描かれた浮世絵の展覧会

　浮世絵の展覧会「異世界への誘い―妖怪・霊界・異国」が8月28日まで、東京・原宿太田記念美術館で開催されている。同展は“妖怪”“霊界”“異国”いう3つのキーワードを通して異世界に焦点を当てた浮世絵を紹介する。異形の存在との出会いや黄泉の国から蘇った幽霊、江戸時代の伝聞や想像に基づく外国の風景が描かれた作品を展示している。

■異世界への誘い―妖怪・霊界・異国
日程：8月2日～28日
時間：10:30～17:30（最終入館は17:00）
場所：太田記念美術館
住所：東京都渋谷区神宮前1-10-10
休館日：月曜日（8月12日は開館）、8月13日
入場料：一般700円、大高生500円、中学生以下無料

クロード・モネ「睡蓮」1907年　ポーラ美術館蔵（左）とセレスト・ブルシエ=ムジュノ「クリナメン v.2」2013年 Intallation view : Centre Pompidou-Metz (c) Celeste Boursier-Mougenot Photo : Remi Bertrand

ポーラ美術館初となる現代美術の作家たちに焦点をあてた展覧会

　現代美術の作家たちに焦点をあてた展覧会「シンコペーション：世紀の巨匠たちと現代アート」が　8月10日～12月1日、神奈川県・箱根のポーラ美術館で開催される。開館以来初となる。同館が所有するクロード・モネ（Claude Monet）やパブロ・ピカソ（Pablo Picasso）の絵画や彫刻、東洋陶磁などのコレクションを現代美術家たちの作品とともに展示する。

■シンコペーション：世紀の巨匠たちと現代アート
日程：8月10日～12月1日
時間：平日 9:00～17:00（最終入館は16:30）
場所：ポーラ美術館
住所：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1285
入場料：一般1800円、大学生・高校生1300円、中学・小学生700円

「スター・ウォーズ」の世界を体感できる展覧会

　映画「スター・ウォーズ（STAR WARS）」シリーズの世界を体感できる展覧会「STAR WARS Identities: The Exhibition」が、東京・天王洲にある寺田倉庫のイベントスペースG1-5Fで開催される。企画制作・運営はソニー・ミュージックソリューションズが行う。会期は8月8日〜2020年1月13日。シリーズの大ファンとしても知られる女優の市川紗椰が日本展のアンバサダーを務める。チケットは日時指定制で、大人（中学生以上、3200円）と小人（2000円）のほか、小人1人を含む4人用の親子チケット（1万円）も用意する。なお各日時の入場枠に余りがある場合のみ、会場で当日券（大人3500円、小人2300円）を販売する。6歳未満は無料。

■STAR WARS Identities: The Exhibition
日程：8月８日〜20年1月13日
時間：10:00〜19:00（最終入場は18:30）
休館日：9月9日、10月21日、11月18日、1月1〜3日
場所：寺田倉庫G1-5F
住所：東京都品川区東品川2-6-4
チケット料金：大人（中学生以上） 3200円（当日券は3500円） / 小人 2000円（当日券は2300円） / 親子チケット（小人1人以上を含む4人） 1万円

今年の「フジロック’19」のヘッドライナー、ザ・キュアーの写真展が開催

　1980年代のニュー・ウェイブを代表する英ロックバンド、ザ・キュアーの写真展「RICHARD BELLIA 写真展“THE CURE”」が9月8日まで東京・表参道のアニエスベーギャラリーブティック（AGNES B. Galerie Boutique）で開催されている。1980年から同バンドのライブツアーやテレビ収録、レコーディングなどに同行してきたフランス人写真家リシャール・ベリアが約40年間撮りためてきた中から、個性的なヘアスタイルとメイクがチャームポイントのフロントマンのロバート・スミス（Robert Smith）を中心に、ベリアがフィルムカメラで捉えた写真を展示している。

■RICHARD BELLIA 写真展“THE CURE”
会期：7月25日〜9月8日
時間：13:30〜18:30
休廊日：月曜日
場所：アニエスベーギャラリーブティック
住所：東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2階