花王は、市場が拡大する“シワ改善”分野に参入する。プレステージブランドの「エスト(EST)」で初のシワ改善美容液「エスト リンクル ソリューション プラス」(20g、1万円)を10月11日に発売する。
有効成分としてナイアシンアミドを配合し、シワを改善しながらメラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ。さらに、シワがある人はハリ自体も低下していることに着目し、ハリ付与成分のショウキョウエキスを加えた。また、高い保湿効果をかなえるために、セラミドの働きを守り、潤いを与えるセラミドケア処方を採用した。
同社が行なった調査によると、特に30〜40代女性のシワ改善の意識が高まっており、シワ改善美容液カテゴリーへの期待は膨らんでいる。またカウンセリングを受けて化粧品を買う人は、そうでない人に比べ日頃からシワ改善効果のある美容液を使用している傾向が見られたと分析し、今回の発売に至った。
シワ改善製品は2017年に発売したポーラを皮切りに資生堂、コーセーが参入し、先日は花王傘下のカネボウ化粧品から今秋4ブランドの展開が発表された。