「ロエベ(LOEWE)」はこのほど、「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2020(LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2020以下、ロエベ クラフト プライズ)」の応募受け付けを開始した。応募受付期間は10月31日まで。展示会の開催地はパリの装飾芸術美術館だ。
「ロエベ クラフト プライズ」は現代のクラフツマンシップにおける卓越性、芸術的価値、オリジナリティーを称えるため、「ロエベ」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターが発案し16年に始まった。目的は優れた美的価値を持つ作品を生み出す職人の認知とサポートで、大賞受賞者には5万ユーロ(約590万円)が贈られる。
2019年は100を超える国々から2500点以上の応募があり、東京・赤坂の草月会館で展示会が開催され、大賞には日本人としては初めて石塚源太さんが選ばれた。
アンダーソンは「4回目となる『クラフト プライズ』では、過去3回で打ち立てた高い基準を基礎とする。同賞がクラフトにとって重要なプラットフォームであること、そして今日の文化におけるその役割が認知されてきていることをうれしく思う」とコメントを発表した。
アーティスト、職人、エッセイスト、キュレーター、およびデザイナーで構成される専門委員会は、全応募作品に目を通して、最大30作品を最終候補として選出する。その後、パリの装飾芸術美術館で展示され、審査委員によってその中から授賞作品が選ばれる。