ファッション

ティファニーがインド市場に参入 地元リライアンス・ブランズと合弁でデリーやムンバイに出店

 ティファニー(TIFFANY & CO.)は、インドのリライアンス・ブランズ(RELIANCE BRANDS)と合弁でインド市場に参入する。リライアンス・ブランズはインド最大のファッション小売リ企業で、「バーバリー(BURBERRY)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI 以下、アルマーニ)」をはじめとするアルマーニ社のブランド、「無印良品(MUJI)」などの販売を手掛けている。「ティファニー」は今年末にニューデリーに旗艦店を、2020年にはムンバイに出店を予定している。インドでは中産階級の増加と若い消費者のブランドへの関心が高まっているだけでなく、年間2000万人の旅行客も対象に小売市場の拡大が予測されている。

 ティファニーのフィリップ・ガルティエ(Philippe Galtie)=インターナショナル セールス部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「ラグジュアリー市場が拡大しているインド市場への参入はグローバル戦略の一つで、現地のラグジュアリー小売りのリーダーであるリライアンス・ブランズと市場開拓を積極的に進める」と述べた。リライアンス・ブランズのダーシャン・メタ(Darshan Mehta)社長兼最高経営責任者は「インド市場において、『ティファニー』はどのようなブランドか紹介するまでもない。すばらしいジュエリーと最上級のダイヤモンドを販売するのを楽しみにしている」とコメントした。

 「ティファニー」は25カ国で320店舗以上を展開しており、14カ国ではECサイトも運営している。アジア市場、特に中国市場を強化しており、9月23日から上海でブランド初の大規模な展覧会「ヴィジョン & ヴァーチュオシティー(VISION & VIRTUOSITY、先見と技巧)」を開催する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。