ニューヨークを拠点に、リッチ・ブライアン(Rich Brian)、ニキ(Niki)、ジョージ(Joji)、キース・エイプ(Keith Ape)などを擁するレーベルの88ライジング(88RISING)が、日本人アーティストの空山基と協業したアパレルコレクションを発表した。
今回のコラボはニキの最新シングル「Indigo」のアートワークを空山がデザインしたことから実現した。アイテムはTシャツ、スエットシャツ、フーディーなどで、価格帯は24~100ドル(約2500~1万円)。同レーベルが8月17日にロサンゼルス州立歴史公園で開催した音楽フェスティバル「ヘッド・イン・ザ・クラウズ・ミュージック・フェスティバル(Head in the Clouds Music Festival)」で発売され、8月中には同レーベルのECサイトでも販売される。また今秋には、価格が90~600ドル(約9500~6万3000円)程度の幅広いアイテムをそろえた秋冬コレクションも発表するという。
ショーン・ミヤシロ(Sean Miyashiro)88ライジング共同創設者は、「空山の驚異的な写実力に基づいたスーパーリアリズムの美は素晴らしく、彼が一から創り上げた世界観に誘い込む力を持っている。ある意味で、88ライジングの世界に入り込む体験もそれと似ていると思う。このコラボレーションは、2つのクリエイティブな世界を融合し、より多くの人に空山を知ってもらう絶好の機会だった」と語った。
88ライジングは、2015年にミヤシロ共同創設者などによってニューヨークで設立された。主にアジアにルーツを持つアーティストを擁するレーベルであり、ビデオプロダクションやマーケティングなども行っている。なお、今回開催したフェスでは「ゲス(GUESS)」ともコラボレーションを行った。
空山はこれまでも「ディオール(DIOR)」(18~19年)や「ナイキ(NIKE)」、スケートブランドの「ハフ(HUF)」など、ファッション関係で多くのコラボレーションを行っている。