ネットフリックス(NETFLIX)のオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(STRANGER THINGS)」で主演女優を務めるミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown以下、ミリー)が、自身のコスメブランド「フローレンス バイ ミルズ(FLORENCE BY MILLS)」を立ち上げる。発売時期はまだ明らかにされていない。
同ブランドは、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)のオーラルケアブランド「ムーン(MOON)」、女優のシェイ・ミッチェル(Shay Mitchell)のトラベルバッグブランド「ベイス(BEIS)」など、モデルや女優、インフルエンサーのプライベートブランドを手掛けるビーチ ハウス グループ(BEACH HOUSE GROUP)と共同で立ち上げた。これまでミリーはさまざまなブランドとコラボレーションしてきたが、ブランドを立ち上げるのは今回が初。Z世代(1997年〜2000年代生まれ)をメインターゲットに、ウルタ(ULTA)やブーツ(BOOTS)、オンラインサイトなどで取り扱う。業界筋によると、初年度の売り上げは100億ドル(約106億円)を見込むという。
「フローレンス バイ ミルズ」は、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals)認定を受けており、全製品ビーガンおよびクルエルティフリー(動物実験をしていない)の処方だ。ミリーのお気に入りだというジェルアイマスクやフェイスミストなどのスキンケア製品のほか、ファンデーションなどのメイクアップ製品をラインアップする。価格は10~34ドル(約1060~3604円)。売り上げの一部は、ミリーの友人の、白血病で死去したオリヴィア ホープ ロルッソ(Olivia Hope LoRusso)のために設立したオリヴィア・ホープ基金に寄付される。また、ブランド名は祖母のフローレンス(Florence)と自身のニックネームのミルズ(Mills)を合わせたという。
ミリーは「私は10~11歳くらいからさまざまなコスメを試してきたけど、どんな製品を使っても肌に異常が出たの。自分が使いたいと思うコスメは見つかりっこないって思う。だって若年層向けの市場と私にはギャップがあったから。だから同世代の子たちの肌に合うコスメを作ったの」と述べた
ショーン・ネフ(Shaun Neff)=ビーチ ハウス グループ共同オーナーは「ミリーは世界中の誰よりもZ世代に影響力がある。15歳の彼女と共にZ世代に向けたコスメとスキンケアブランドを作るまたとない機会だと思う」と語る。