子ども向け職業体験プログラムの企画および制作などを行っている一般社団法人夢らくざプロジェクトが主催する服作りの体験イベント「道場やぶり おしごとチャレンジ 〜ファッション大作戦〜」が、東京ソワールと文化学園 文化ファッション大学院大学(BFGU)との共催により、東京・渋谷の文化ファッションインキュベーションで行われた。
同イベントは、子どもたちがグループごとに分かれてアパレルブランドの名前やターゲット、コンセプトを考え、企画したブランドのテーマに合わせて洋服をデザイン、制作してショー形式で作品を発表し、ブランドや服ができるまでの一連の流れを体験するというもの。
8月10日と24日の2日間行われ、小学校4~6年生の19人が参加して5ブランドを発表した。東京ソワールがTシャツなどリサイクルサンプルや残布を提供し、BFGUの学生や教員が服作りの実務を指導した。
参加した小学4年生の女子児童は、「派手になり過ぎず、秋っぽいデザインにした。うまくできて、楽しめた。将来はデザイナーになりたい」と感想を話した。
東京ソワールの担当者は「子どもたちにファッションの楽しさ、服作りの面白さを体験してもらうという目的が達成できた」と話した。東京ソワールは社内に社会貢献委員会を設けており、子ども向けの体験イベントのほか、高齢者向けのフォーマルウエアファッションショーやミセス向けのフォーマル講座など、会社見学、出前授業、ワークショップを企画して社会貢献(CSR)活動を積極的に行っている。