ビジネス

「ルイ・ヴィトン」の親会社、アマゾン火災の消火支援に11億円寄付

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は8月26日、南米アマゾンの熱帯雨林で続いている火災の消火活動を支援するため1000万ユーロ(約11億7000万円)を寄付すると発表した。

 フランスで開催された先進7カ国(G7)首脳会議で、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領がG7による2000万ドル(約21億円)の緊急支援策を発表しており、LVMHの寄付はこれをサポートする形となる。G7による拠出金の多くは、消火活動のためにカナダの航空機メーカーによる消防用飛行艇の一団を現地に派遣することに使用されるという。

 LVMHの取締役会の一員であるヤン・アルテュス・ベルトラン(Yann Arthus-Bertrand)=グッドプラネット基金(GOODPLANET FOUNDATION)プレジデントは、「美しいスピーチをして宣言書にサインするだけでは環境を保護することはできない。今回のような危機が発生した際には、必要な資金や人的支援を提供し、地元の専門家と協力しながら取り組む必要がある。LVMHが緊急支援策に協力することを誇りに思うし、他社がこれに続くことを願っている」と語った。

 マクロン仏大統領は26日に、「アマゾンは世界で排出される二酸化炭素量の14%を吸収する、いわば“地球の肺”だ。その危機は世界的な問題であり、どこか一国に責任を押し付けられるものではない」と自身の公式ツイッターアカウントに投稿した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。