マッシュホールディングス(HD)傘下のマッシュスタイルラボ(以下、マッシュSL)は29日、和紙繊維を使用したアンダーウエアやTシャツなど肌着中心の新ブランド「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」の1号店をニュウマン新宿店にオープンした。
店舗(85平方メートル)は、ブランドのクリーンなイメージにマッチする白を基調とした内装。什器の装飾やフィッティングルームのカーテンなどにも和紙を使用することで世界観を表現した。アパレルはメンズ21型、ウィメンズ18型、ベビー6型をフルラインアップ。ボクサーショーツやブラトップ(各3000円前後)、Tシャツ(6000円前後)からスエット上下、布帛パジャマ、靴下、靴のインソールまで、触れる肌に心地よいアイテムがそろう。和紙100%のタオルや、和紙繊維の機能性を最大限に活かすシリコンフリーの洗剤・柔軟剤などのホームグッズも用意した。
同ブランドは、吸水速乾や消臭といった和紙繊維の機能性を生かした商材を、高感度な大人の男女に向けて提案。長年和紙繊維の研究を続けてきたITOI生活文化研究所(大阪、糸井徹社長)と組み、ポリエステル糸に和紙糸を巻きつけることで「肌に触れる部分は99.9%が和紙」(近藤広幸マッシュHD社長)というテキスタイルを開発。高い伸縮性も兼ね備え、快適な着心地を実現した。染色においても、植物性色素のマイナスイオンで吸着させることで、繊細な色使いと環境への低負荷を両立させた。
同ブランドは2020年中に2号店の出店を予定している。