1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、様々な記事につぶやきを添えます。
今日のニュース:P.20「“タピオカ生存戦争”始まる!」
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読み解きポイント「人気の秘訣は“徹底したファン目線”」
ニュースのポイント
アジア発のブランドだけではなく日本発のおしゃれブランドも続々登場するなど、まだまだ勢いが衰えないタピオカブーム。タピオカ好きの若者から絶大な人気を誇るインスタアカウント「たぴりすと。@tapitapimainichi」にブームの現在地と今後について聞いた。
AZUはこう読む!
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「たぴりすと。」は、タピオカ好きの2人の女子大生が始めたタピオカ紹介アカウント。ひたすらタピオカを飲み紹介を続け、なんと2018年8月にアカウントを開設して1年足らずでフォロワー13万9000人に!これは脅威の成長率……。タピオカ自体がキラーコンテンツではありますが、投稿を見ると「美味しいタピオカを知ってもらいたい!」という想いがまっすぐ伝わってくるので、この成長はひとえに 「たぴりすと。」を運営するお二人の純粋な“タピオカ愛”によるものとわかります。週に何杯飲んでるのかな?
以前の連載で取り上げた「コスメの文字入り投稿」のように、投稿画像から得られる情報が濃厚なので、タピオカファンならずとも見ていて楽しめるのが特徴。一投稿一杯のレポートですが、驚くべきはその分析力。ドリンク自体の評価、属性や大きさ、量といったタピオカの評価、回転率(!)とコスパという店舗の評価の3軸で分析しているのです。さらには営業時間やアクセスといった店舗情報まで記載されているので、「行きたい!」と思ったら検索せずともだいたいのことはわかるという親切さ。まさにタピオカファンによる、タピオカファンのための投稿です。
ハッシュタグSEO対策やプロフィール画面の統一、いいね返し、プレゼントキャンペーンなどフォロワーやいいねを伸ばすtipsはたくさんありますが、そうした小手先の技(とても重要なんですけど)がいくら上手くても本当のファンは増えません。結局は「本当にファンになってもらいたい」フォロワーに「適切」で「有益」な情報を届けられるかが、“タピオカ生存戦争”だけではなく“インスタ生存戦争”でも勝ち残る鍵なのです。
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ちなみに、私はそこまでタピオカ好きではありませんが、台湾の「タイガー シュガー(TIGER SUGAR)」の黒糖ミルクタピオカwithクリームが大好きなので、9月の東京上陸を首を長〜くして待っています。モチモチ系タピオカ、濃厚系ドリンクが好きな方はぜひ。
19年春夏の百貨店では何が売れた? 好調ブランド、ヒット商品をリポート
Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne