アメカジブランド「フラットヘッド(THE FLAT HEAD)」を手掛けるフラットヘッド(長野県、小林昌良代表)と親会社のグローバルユニット(同代表)は8月28日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令・監督命令を受けた。帝国データバンクによると負債額はフラットヘッドが約6億6100万円で、グローバルユニットとの合計は約16億6400万円(いずれも2019年5月期末時点)。
小林代表は飲食業や保険業を経て、1993年にビンテージウエアを扱う「デザートヒルズマーケット」をオープンした。96年、古着の輸入を目的にフラットヘッドの前身であるアドバンストレーディングを設立。その後、オリジナルブランドの「フラットヘッド」がヒットした。オフィシャルホームページによると、同社はフラットヘッドやデザートヒルズマーケットなど全国に14の直営店を持つ。また2006年から、毎年9月上旬に1万5000人を動員する物販および飲食、音楽イベント「スーパーウィークエンド」を長野で開催していたが、今年は休止する。
最盛期の売上高はフラットヘッドが約9億1300万円(15年5月期)、グローバルユニットが約9億2900万円(14年5月期)だった。