シューズとアパレルの通販サイト「ロコンド」を運営するロコンドは、自社のITと物流施設を活用した、リアル店舗の支援に本格的に乗り出す。今秋をめどに、クラウド型の基幹システムとスマホの決済システムを無料開放するほか、卸先向けのBtoB販売サイト、百貨店と提携したEC在庫販売システム「ロコチョク」をスタートする。同社は通販サイト「ロコンド」が2019年2月期で91億円、20年2月期には151億円と急成長を続ける見込みになっており、シューズのリアルな売り場や店舗の支援に乗り出すことで、シューズ分野でさらなるシェア拡大を目指す考え。田中裕輔社長は「ITと物流を掛け合わせることで、良質かつ劇的な低価格のプラットフォームを提供できることがロコンドの強み。今年から来年にかけて、シューズメーカーとの取り組みを具現化していく」という。