中国・上海で8月29日から3日間にわたって開催された同国最大規模のストリートウエアブランド展示イベント「YO’HOOD」で、英雑誌「デイズド(DAZED)」の中国版の刊行が発表された。「YO’HOOD」はファッション雑誌やEC事業を手掛けるYOHO!グループによるファッションイベントで、今年が7回目の開催となる。
今年の「YO’HOOD」のテーマは“Youthquake”。ファッションに貪欲な中国のZ世代(1990年代半ばから2000年代前半生まれの世代を指す)からの支持を得て地盤を固めようと、150以上のブランドが参加した。おなじみの「アディダス(ADIDAS)」「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」「プーマ(PUMA)」のほかに、「ビン・スー(BING XU)」とのコラボアイテムのバックパックを発表した「モンブラン(MONTBLANC)」や、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)が自身のミドルネームを冠したファッションブランド「ドリュー ハウス(DREW HOUSE)」、さらには「イプサ(IPSA)」をはじめとするコスメブランドの参加も見られた。
「デイズド」はラディカルなファッションと若者文化を支持する英国の雑誌で、中国版は香港の起業家、エイドリアン・チェン(Adrian Cheng)が率いるCベンチャーズ(C VENTURES)とYOHO!グループが立ち上げた。「デイズド」創刊者の一人であるジェファーソン・ハック(Jefferson Hack)は、「『デイズド』はすでに多くの若い中国人フォトグラファーやアーティストたちと仕事をしている。中国におけるクリエイティブ表現の新時代の到来を実感している今、タイミングは完璧だ。われわれは数年間にわたってパートナーを探していたため、マーズ・リャン(Mars Liang)YOHO!グループ創立者兼最高経営責任者を紹介されて全てのことがうまく行き始めた」と語った。
中国版「デイズド」の刊行も発表された中国の一大ファッションイベント「YO’HOOD」の今年の来場者たちのスナップをお届けする。