9月5日、2019年春夏ニューヨーク・ファッション・ウイークが開幕しました。WWDJapan.comでは毎日コレクションの画像を含め現地でのレポートをアップする予定ですが、ここでは改めて今季の見どころ・注目ポイントを紹介します。
まず一つ目に、今季は公式スケジュールが5日半とかなり短くなりました。ここ数シーズンは7日間強あったスケジュールが、かなりギュッと凝縮されました。トム・フォード(Tom Ford)がアメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)の会長に就任してまず取り掛かったプロジェクトと言われています。メガブランドがニューヨークから離れたり、はたまた「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」のように公式スケジュールとは違う時期に発表するブランドがあったりして、ニューヨーク・ファッション・ウイークに行くインターナショナルバイヤーやプレスが減っています。そんな業界人をニューヨーク・ファッション・ウイークに呼び戻そうと、より効率よくショーを回れるようにした仕組みです。1日のスケジュールが凝縮された分ドタバタしそうですが、頑張って取材してきます!
続いて、前回華やかなデビューを飾った「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」が再びショーを行います。敏腕スタイリストのケイティ・グランド(Katie Grand)がインスタグラムで小泉智貴デザイナーを発見し、そこから急遽ニューヨーク・ファッション・ウイークでコレクションを発表することに。トップモデルやヘアスタイリストのグイド・パラウ(Guido Palau)、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が無償で協力したと聞いています。チュールを豪快に使ったコレクションはコマーシャルなショーが多いニューヨークではなんともドリーミーで華やかな印象でした。そんな夢のような話ですが、今回も同じ豪華メンバーでショーを行います。さらに前回同様に「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の旗艦店で、プレゼンテーション形式での発表になるようですが、どのようにコレクションが進化しているのか、楽しみです。
そのほか「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が久々にニューヨークでコレクションを発表したり、「ラグ&ボーン(RAG &BONE)」も久しぶりにランウエイ形式でショーを行ったりなど、ニュースは盛りだくさんです。ファッションだけじゃなく、バックステージにも潜入しコレクションを盛り上げるビューティについても、現地からお届けする予定です。WWDJapan.comと各種SNSをチェックしてください!