ストークメディエーションは、パーソナライズヘアカラー「カラリス(COLORIS)」を発売した。同製品は、ウェブ上でカウンセリングをもとにその人に合ったヘアカラー剤とトリートメントを調合し、自宅に届けてくれるというもの。価格は、定期購入で3980円、通常購入で4980円。定期購入は2週間、4週間、6週間、8週間から頻度を選べる。
髪の長さ、かたさ、太さ、白髪の量、半年以内の施術履歴、なりたい髪質、現在の髪色、髪の明るさ、なりたりたい髪色などの質問に答えるだけで、その人に最適な処方を提案してくれる。これまでヘアサロンか市販の低価格なホームカラー製品かの2択だったヘアカラーに、パーソナライズされたホームカラーという選択肢を与えてくれる。
「カラリス」は、ヘアサロン向けヘアカラー剤において国内最大手のOEM工場である資生ケミカルが研究・開発・生産・品質管理を一貫して行う。数多くのヘアカラー剤やトリートメントを手掛ける資生ケミカルと協業することで、高品質な製品を実現する。ヘアカラー剤の容量も160mLと市販の製品に比べて容量も多く、ロングヘアの人でも薬剤不足による色ムラを防ぐことができる。加えて、自宅でヘアカラーするために必要な手袋やコームブラシ、ケープ、カップ、イヤーキャップなど、プロ仕様のアイテムもセットになっている。
香りは、心地よいグリーンフローラル調の香り。ヘアカラー特有のツンとする匂いを最小限に抑え、自宅でのヘアカラーをより快適なものにする。
梅野祐樹ストークメディエーション代表は、「ポーラ・オルビス ホールディングスに10年勤めた経験をもとに、みなさまにとっていつまでも愛されるブランドをつくりたいと思い『カラリス』を開発した。顧客と直接コミュニケーションを取れるD2C(Direct to Consumer)モデルの特性を生かし、お客さまの声をもとに改善・成長するブランドでありたいと考えている。2020年3月には最初の改良リニューアルを計画中で、21年には自社美容室や店舗のオープンなどオフライン展開含め、さらなるサービスの拡大をしていく予定」とコメントする。
【エディターズチェック】
D2Cのパーソナルヘアカラーという新しいビジネスモデル。ヘアサロンに行くほどではないが、市販のヘアカラーだと満足できないといった人がターゲットですが、価格は低料金のヘアカラー専門店と同程度。自分でやる手間などを考えると、どれくらいニーズがあるのか、現状だと未知数です。ただ、こうしたビジネスモデルが登場したことで、“ヘアサロンでヘアカラーをすること”の価値がより明確に求められるようになるのは間違いないでしょう。