ウィメンズブランド「サロン ド バルコニー(SALON DE BALCONY)」デザイナーなどを務め、現在代官山のアートギャラリー「シソンギャラリー」のオーナー兼ディレクターの野口アヤが、ウィメンズブランド「アヤノグチアヤ(AYANOGUCHIAYA)」を立ち上げた。
一番の特徴はサステイナブルなモノ作りで、オーガニックコットンなどの天然素材やリサイクル素材を使用し、伝統的なナチュラルボタニカルダイ(天然材料染め)で仕上げている。赤ワインで染めたピンク、カカオで染めたベージュ、ザクロで染めたグリーンのドレスやブラウスなどが中心アイテムで、価格は3万~7万円。
「目指したのは人と環境にやさしい商品であること。年代や季節を固定せず、エイジレスで流行に左右されないタイムレスなエレガンスを提案している。だから、ファーストコレクションは『2020年春夏』とせず、1回目の展示会という意味で『01』とした。ほぼ国内で生産しており、日本の職人技を見直し、産地の活性化にもつなげたい」と話した。
野口アヤは東京都出身で、武蔵野美術大学を卒業後、20年以上続けたデザイナー活動を一時休止していた。夫でクリエイティブ・ディレクターのチダコウイチと経営するシソンが販売する。