紳士服大手のAOKIは9月20日、オーダースーツ専門の新業態「アオキ トーキョー(AOKI TOKYO)」の新店舗を新宿東口にオープンする。
今年3月に東京・銀座と池袋にオープンした「アオキ トーキョー」は、2店舗合計で当初目標の30%増以上の売り上げを達成している。好調要因は、28カ所の採寸と細かな補正により、体型にフィットした商品を提供していることだという。また、これまでの客層とは違う20代の若い世代に好評で、接客によるリピーター創出もできているようだ。
新店舗は、AOKI新宿東口店の一部を改装。既存の多様なニーズに応えることに加えて、オーダースーツを購入することもできる。シンプルで快適な空間を演出し、今年3月にオープンした銀座と池袋と同様に“デザインアトリエ”を用意する。生地やモデル、オプションの相談を行うテーブルの快適性向上、採寸や試着を行う空間の拡大など、オーダースーツの購買体験のさらなる向上を目指す。
「アオキ トーキョー」は、オーダースーツ専門店として、大都市圏のビジネス街や主要ターミナル駅近くに出店し、既存事業ではリーチできない20〜40代をターゲットに、新しい購買体験を提供している。
2017年から構想を開始し、グランドデザインにInamoto & Co. Founding Partnerのレイ・イナモト=クリエイティブディレクター、空間デザインにアーキセプトシティの室井淳司代表、UXデザインにPARTYを起用し、ブランドコンセプトやロゴ、ブランドネーム、ショップデザインなどサービス全体のデザイン・開発を行った。また、トータルプロデュースとして、デジタルガレージグループのマーケティングエージェンシーであるDGマーケティングデザインが協力した。