香港に本社を構えるアイウエアブランド「トニーセイム(TONYSAME)」は同ブランドのラグジュアリーライン“リミラックス(LIMILUX)”において、アーティストの丸橋聡とのコラボレーションによるアイウエアを発売する。丸橋の抽象絵画的な色使いをべっ甲に落とし込んだカラフルなデザインが特徴で、熟練の職人によるハンドメードで一点一点が微妙に異なる。価格は65万円からで、べっ甲のグレードや作品の仕様などにより異なる。
同プロジェクトを主導した細井礼トニーセイムジャパン社長は「丸橋氏とは共通の知人を介して知り合い、彼のアートが好きになった。機能性、美しさ、質感に優れたこれまでにないラグジュアリーアイウエアを目指している。テクノロジーやクラフツマンシップを融合して、べっ甲素材にアートを施すという試みだ。このチャレンジに対して職人、アーティストなどたくさんのクリエイターが力を貸してくれた」と話した。ビジュアルのアートディレクションはanna aikoが、撮影は宮原夢画が、そしてヘア&メイクは高橋達也(SHIMA)が手掛けた。
丸橋は1970年東京生まれ。モデルや俳優として活動したほか、スノーボードウエア「npathletics」、自転車の「4ING」などを立ち上げ、2015年から本格的にアート制作に取り組んでいる。
「トニーセイム」は10年に香港でスタートし、11年に日本法人トニーセイムジャパンを設立して、細井社長は17年に就任した。
同商品は9月13日から23日までホテル椿山荘東京アートギャラリーで開かれる丸橋聡の個展「THIS IS Satoshi Maruhashi」で披露された後、トニーセイムジャパンが出展する「第32回国際メガネ展iOFT」のブースでも発表する。日本のみの販売で、年内に発売予定。