インスタグラムのフォロワー約30万人を抱える、子育てママの間で話題の“イラストパン”アーティストRanが21~23日、初となる作品販売会を東京・世田谷のコンヴィヴィアリテで実施する。販売するのは“くまちゃんのイラストパン”(2500円)で、各日150個限定。“イラストパン”は切ると金太郎飴のように図柄が現れるのが特徴で、今回販売するパンはイエローの服を着たキュートなクマのデザインだ。
「イラストパン」は原材料にもこだわり、着色は野菜やココアなど自然由来のものを使って一つ一つ手作りする。作り方は自身の主催する料理教室とレシピ本「イラストパンレシピ BOOK」(扶桑社、2016年刊)でのみ公開しているが、Ramによると「機械では作ることができず、普通のパンよりも何倍も手間暇を掛けて作っている」。
14年に息子の落書きをデザインした“イラストパン”をインスタに投稿したところ、本国の公式アカウントに取り上げられるなど人気が急上昇。フォロワーの多くは、自分と同じ20代後半~30代のママたち。料理教室の限られたコミュニティーだけでなく、「特別な日に食べるケーキのようなパンを、全国の家庭に届けたい」との思いで販売会の実施を決めた。今後も定期的な販売会の実施を検討しているという。