ニューヨークでこのほど、臀部、つまりお尻の健康をテーマにしたイベントが開かれた。主催は、温水洗浄便座を取り扱うトゥッシー社(TUSHY)。お尻の形をしたピンク色の巨大バルーンや、お尻の被り物をしながら写真が撮れるフォトスペースなどが並び、450人以上もの人々が詰めかけた。
イベントでは、「お尻ビジネス」や「アナルセックスの仕組み」といったパネルディスカッションも開催された。パネリストの一人、83歳のセックス・セラピストのハティ・ウィーナー(Hattie Wiener)は、年下好みの“肉食系女子”。彼女は、「お尻の穴の臭い」をテーマに30分も語った。「これは私にとって重要なテーマなの。お尻の穴は、パーフェクトにクリーンじゃなきゃ。ほんの少しでも臭ったらダメよ。もし男のお尻の穴が臭ったら、私はすぐにタオルを取り出して、ミントの石鹸できれいにしてあげるの。ストレートの男って、母親におむつを替えてもらっていた時以来、お尻の穴を洗ってないって言うでしょ。あれってマジよ」。
「一体どんなイベントなんだろう?」ーー。イベントには多くのSNSユーザーが関心を示した。入場料は12ドル(約1200円)だった。
主催したトゥッシーの創立者で女性用下着メーカー「シンクス(THINX)」の共同創立者でもあるミキ・アグラワル(Miki Agrawal)は、「古くからビデを使う慣習のある文化について、多くの研究が行われている」と語る。「アジアのショッピング・モールには、ほとんどのトイレにビデが付いている。アジアではそれが普通。でもアメリカでは、みんな紙で拭くだけ。でも、そんなの気持ち悪い。だって体のほかの部分は紙で拭いておしまい、じゃないでしょ?そんなの清潔じゃないし、ヘンなのよ」。