ファッション

“眼鏡産業の祖”が誇る最高のミニマル 増永眼鏡の新シリーズ“マスナガ コード”に注目

 100年以上の歴史を持つ福井県の老舗眼鏡メーカーの増永眼鏡は、ハウスブランド「マスナガ シンス 1905(MASUNAGA SINCE 1905)」の新シリーズ“マスナガ コード(MASUNAGA Chord)”を10月1日に発売する。

 “レス・イズ・モア(Less Is More)“をテーマとしており、装飾性を極力排した軽量でミニマルなデザイン、最上の素材使いと高度な技術力に裏打ちされた高い機能性(掛け心地)を追求している点が特徴だ。注目したいのは、ベータチタンと18金イエローゴールドを一つにつなげたように直接接合したフレームの設計で、恐らく世界でも増永眼鏡のみが持つ高度なテクニックだ。伝統の技術力から生まれたシンプルなデザイン性と機能性の調和は、まさにシリーズ名“コード(和音)”=ハーモニーを象徴する。デザインはユニセックスで、価格は12万5000円。また上質なオールチタンのモデルもあり4万5000円。

 先ごろ、東京・北青山にある直営店「マスナガ1905 アオヤマ」で、松崎薫子「モード・オプティーク」編集長兼「モノ・マガジン」編集部編集次長と、眼鏡ライターの伊藤美玲によるトークショーを交えた商品発表イベントを行い、お披露目した。

 増永眼鏡は、増永五左衛門が大阪から眼鏡の製造技術を福井県に導入して1905年に創業した最初の眼鏡メーカーで、“眼鏡産業の祖”と称される。商品を昭和天皇に献上したこともあり、名実ともに眼鏡産地の象徴的存在だ。現在、国内に約250店舗の販売先を持つほか、伊ミラノの「ミド(MIDO)」、仏パリの「シルモ(SILMO)」、米ニューヨークの「ビジョン・エキスポ(VISION EXPO)」など世界の主要眼鏡展に参加しており、販売先は約30カ国に広がっている。「シルモ」が出展社の中から優秀な商品に
贈る「シルモ・ドール賞」を3年連続で受賞するなど、海外における評価も高い。

 増永宗大郎・増永眼鏡社長は「当社の強みである伝統のモノ作りに立ち返った商品だ。海外でも紹介して高い評価を得た。『マスナガ』の新しいメッセージを世界に伝えたい」と話した。

 “マスナガ コード”は9月27日 から30日まで開かれる「シルモ」と、10月8日から10日まで東京ビッグサイトで開かれる「第32回国際メガネ展iOFT」、11月6日から8日まで開かれる「香港オプティカルフェア」でも展示される。

問い合わせ先
増永眼鏡
03-3403-1918