ファッション

若手デザイナーの登竜門「ITS 2014」 日本人デザイナー4人が受賞できた理由

 7月11〜12日、イタリア・トリエステでITS(インターナショナル・タレント・サポート)のプレゼンテーションが行われた。若手デザイナーの登竜門と言われるアワードで、これまで10年以上にわたって開催されている。今回ファイナリスト40人のうち、日本人がのべ10人(8人が複数ノミネート)選ばれた。これほどまでに多く選出されたのは初めてのことだ。

 ITSを主催するイヴのバーバラ・フランキン代表は「日本人のクリエイションは十分世界に通用する。ヨーロッパとは全く違う文化背景を持っているので、彼らのアイデアは刺激的。世界のメゾンで彼らが活躍すれば、ブランドにとってもいい影響を与えることができる」と語る。ファッション部門をサポートしている「ディーゼル(DIESEL)」のニコラ・フォルミケッティ=アーティスティック・ディレクターは「世界でもっと日本人が活躍していい。クリエイティブを評価される日本人は多いが、実際にビジネスにできているデザイナーが少ないのは日本国内のシステムに問題がある」と語る。

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