「ジーユー(GU)」は、2019-20年秋冬の注力商品であるアウターやニットアイテムに焦点を絞った展示会を開いた。秋冬展は6月に行っており、一部を除き商品も公開しているが、「商品量が多すぎるため、どういった商品があるのか伝わりづらい。また、お客さまからも、秋が深まる前の端境期に何を着たらいいか分からないという声がよく聞かれる」(広報担当者)ことから、昨年から秋冬シーズンは2回展示会を行っているという。
そろそろ店頭に並び始める9月の打ち出し商品は、シャツとジャケットの間のような厚みのアウター類。“中間アウター”と呼び強化しているアイテム群の一つで、無地やチェック柄、フロントがジップアップになったデザインなど、複数型を投入する。価格は3990円。「微妙に柄や形は異なるが、素材は集約している」点がポイント。「ジーユー」は18年9月以降、素材集約と合わせたアイテム絞り込みの効果などで復調している。メンズでは、ボアやフリースのブルゾン(2490円)を充実する。
10月の目玉はウィメンズ、メンズともにニット類だ。ウィメンズでは、特にニットのセットアップ提案に力を入れる。ケーブル編みのセーターとストレートシルエットのスカート、ミラノリブのプルオーバーとトラックパンツなど、きれいめエレガントからスポーティーまで、さまざまな印象のニットセットアップを打ち出す。価格は上下別売りで、それぞれ1990円~2490円。メンズはラムウール混のセーターなど。
11月以降は、ウール混コートや中綿・ダウンブルゾンをそろえる。ウール混コートはコクーンシルエットのPコート(5990円)やチェック柄コートなど。トレンドアイテムとして期待するキュロットパンツとのコーディネートなどで、クラシックなスタイリングが新鮮だ。中綿・ダウンブルゾン(3990円)は、斜めの切り替えをポイントにしたスポーティーなデザインなどをそろえた。
今秋スタートした、消費者の声を活かす商品開発プロジェクト「ジーユー シューズ ラボ(GU SHOES LAB)」では、新たにモカシンシューズ(1490円)やムートンブーツ(1490円)、レースアップのショートブーツ(1990円)を企画した。